1.長期評価の詳し
い内容と、とりまとめの経緯。長期評価の報告書や、会合の議事録を読み解きながら、前回の公判
で長期評価の事務局を務めていた前田憲二氏が説明した内容を、さらに詳しく説明した。
2.長期評価の信頼性について。長期評価(2002)は、「三陸沖北部から房総沖の海溝寄り」の領域のどこでも、マグニチュード
8.2前後の地震が発生する可能性があり、その確率が今後30年以内に20%程度と予測した。この評価について、信頼度は
「発生領域 C 地震の規模 A 発生確率 C 」とされているが、その意味を解き明かした。
3.長期評価の公表に圧力がかかったり、発表が延期されたりした不可思議な事件。島崎氏は推測であると断った上
で、「原子力に関係した配慮があったに違いない」と述べた。
それぞれ、もう少し詳しく見ていこう。